SleepwalkerWorks代表の三觜達之です。
カスタムの経過などはブログの方にポストしています。
その中でも印象的な出来事や、お客様からのご相談等で気がついた事なんかを書いてみたいと思います。
タイトル通り、ビルダーとしての本音の部分もお伝え出来れば良いなーと考えています。
＜不定期更新です。＞
・目次
第１回 うっかりハーレー
第１回 うっかりハーレー
毎日様々な車輌が当店に入庫してきます。
私はハーレーカスタムを専門にやっておりますので、
スポーツスターはスポーツスターの良いところ、ダイナはダイナという感じで各車種のそれぞれ格好良さがあるなーと思っています。やっぱりハーレーはシブいです。
例えばですが、Iron883等に代表されるスポーツスター、車輌価格も手ごろで普段使いもできるオールマイティさが特徴です。カスタムベースとして考えた際にもオールドスクール・ニュースクールのどちらでもビシッとキマります。
私自身はローランドサンズデザイン風なテイストを含ませて仕上げるのが最近の好みでしょうか。
ダイナやツーリングモデルも同じように各車種の良いところをスマートに生かしたカスタムはとてもかっこよいです。
一方でお客様からのご要望でカスタムを進めていく中で気になる事もあります。
スポーツスターをベースに、リジッドビンテージハーレーのイメージを求めてカスタムを進めてしまうとなかなかスマートに仕上がらないケースを多々見受けます。
カスタムタンクに換装し、ハンドルバー交換やローダウン、シートカスタムとかなり手を入れても、最終的にはフレームそのもののデザインやスイングアーム式のリヤサス等がネックになってお客様が思い描くローライドフォルムを出し切れないようです。
当店ではライトカスタムご用命の際にも、必ずお客様がイメージする理想型や最終型をお伺いしております。上記したような理由からスポーツスターやダイナでハードテイルフレームのフォルム出すのは難しいためです。
スポーツスターやダイナにお乗りのお客様が理想型としてリジッドハーレーのフォルムを求めている場合、当店ではベース車輌入れ替えをオススメしています。言いにくいことではありますが、中途半端にカスタムを進めてしまい、結局お客様も私達も満足できない車輌になってしまうのは不本意だからです。
現行モデルのカスタムをご希望のお客様にも、ディーラーで車輌を購入する前に、必ず来店をお願いしています。当店のデモ車輌を見て頂いたり、お好みのカスタムの方向性をお伺いし、理想のベースモデルやグレード選択のアドバイスさせて頂いております。
ハーレーのカスタムは楽しいものですが、ベース車輌の選択ミスやコンセプトを見失い、カスタムの森に迷い込んでしまう「うっかりハーレー」にはならないようにしましょう！！
ちょっとしたことでも構いませんので、お気軽にお問い合わせ下さい。